望外の赤・サンブリテニア
ハナ*イモリ
当ブログ、名をハナ*イモリと申します。
そして、申し送れましたが筆者はわたくし、ハナでございます。
しかるに、読者諸賢におかれましては
「なるほど、ハナなる筆まめおじさんがイモリについて徒然なるままに書き散らかしたブログなのね」と
ご高察くださりましたことかと存じます。
しかしながら、【ハナ】の意味するところはそれのみにとどまらず。
そう、わたくし【お花】を育てるのが好きなんです。
ウフフ。
さて、筆まめ・花好きとおじさんとしては9回裏ツーアウトといった嗜好が露見したところで
今回はイモリのことを離れ、最近育てた花のことでもお話させてもらおうかと思います。
それにあたり、みなさんにおことわりしておきたいのが当ブログにおける花の呼称についてです。
原則、私が認識している名前で呼ぼうと思います。
つきましては、流通名・和名・品種名がごちゃごちゃになることが予測されます。
もしかしたら、こだわりがある場合は学名で呼ぶかもしれません。
植物の呼び方は、みなさんそれぞれ独自のルールや線引きがあることかと存じますので
一応、ひとことおことわりを申し上げた次第です。
小うるさい話をはさんだところで、今回とりあげたいお花はこちら。
サンブリテニア
あっっっかい。
目が痛いくらい赤い(褒め言葉)。
思わず左手が溶接保護面を探すくらい赤い(褒め言葉)。
育てるならせめて乙4くらいは要るんじゃないかと思うくらい赤い(褒め言葉)。
しかも次々に花が咲く。
うまいこと摘芯できれば爆発的に増える。
上図の苗なんか、購入当初はつぼみが2つくらいで茎も多く見積もっても、7,8本程度だったと思う。
そして、『分かる人には分かる』水準の表現になってしまうのが残念だが
反応が強い・打てば響く系の花でもある。
具体的にいえば、施肥や上述の摘芯など、世話をしてやればテキメンにリアクションをくれるということだ。
しかも反応までのタイムラグが極めて小さい。
一般的に多くの花苗は手入れをしてやると
「ありがとねぇ、僕ねぇ、明後日くらいからまた頑張るねぇ」と言わんばかりの、もっちゃりとした実に草花らしい応答をしてくれるのだが
打てば響く系の彼らは、液肥など施そうものなら、翌日か下手をするとその日の晩には株が一回りは大きくなっているのだ。
花の世話においては、腰を据えてのスロウな付き合いも大きな醍醐味ではあるが、一鉢くらいかようなロックな子がいても楽しいと個人的には思う。
ネットの情報を見て回るとやたらと『上級者向け』と謳われているが、実際に育ててみた感想としては、特段難しいとは思わなかった。
我が家では
軒下(日照:日の出~正午過ぎ)
屋上(日照:午前中~日没)
それぞれでサンブリテニアを育ててみたがどちらも旺盛に育っている。
エボルブルスやケイトウ、サンパチェンスなど定番的な夏の花と比べ若干水切れに強い感じがしたため
いわゆる水やりの間隔(=感覚)に求められる経験とセンスを指して上級者向けと称されているのかもしれない。それなら多少納得がゆく。
夏の園芸は水やりのミスが株の命に直結するため滅多なことは言えないが
感覚的には、水切れで枯らしてしまうことよりも、蒸れで腐らせてしまうことを懸念するほうが本種の付き合いがうまくゆくのかもしれない。
ともかく、この赤はまさに百聞一見。
今シーズンの入手は難しいかもしれないが、お花に興味があるならば一度は育ててみて欲しい。
以上、それはイモリの腹よりも、”望外の赤・サンブリテニア”。